タイトル「気づき」について

私がリハビリの仕事をしていて一番大事だなと思っている事は、自分の身体に向き合って自分の身体がどうなっているか「気づいてもらう」事が重要だと思っています。例えば、足の骨折で入院したとしても、私は全身を見るようにしています。もちろんそういう風にやっているリハビリの職員も多いと思いますが、全身を見てそれを患者さんに伝えて理解してもらうまでが必要だと思います。「気づいてもらう」事で、今回は足の骨折かもしれませんが、身体のバランスであったり歪みであったり自分の習性を知る事で対処が出来るようになるからです。自分の身体が分かっていなければ、いつまでもリハビリの職員など他人の力が必要になってしまい自分で対処出来なくなってしまうと思います。ですから、私は患者さんに自分の身体に向き合い→気づいてもらえるように心掛けてリハビリをしています。これを、読んで頂いているみなさんにも実践して頂きたいのが、座っている姿勢や立っている姿勢を鏡や家族など誰でも良いので真っ直ぐ座れているか傾いていないかなど見てもらって下さい。自分の中では真っ直ぐなようで意外と傾いていたり歪んでいたりする事は多いです。元々の怪我や病気などが原因の場合もあると思いますし、その人のクセによるものもあると思います。ぜひ一度試してもらって自分の身体に向き合い「気づき」を感じて貰えればと思います。